洋上救急事業

Emergency

海上の傷病者を救う世界唯一のシステム“海の救急医療”。
昭和60年の設立以来、出動は1,022件、救助人員は1,055名を数えます。
(令和8年3月31日現在)

パンフレット「洋上救急の概要」を見る

最近の洋上救急の概要(動画)状況

下記より洋上救急の概要(動画)を見る事ができます。

洋上における医師の派遣は、人命救助と船員福祉という人道的観点にたって1985年10月より日本水難救済会の事業として開始されています。
洋上救急事業は、医師を洋上へ派遣して、救急医療を提供する世界で唯一のシステムです。
本動画は、洋上救急の概要をまとめた動画です。
なお、洋上救急の概要(英語版)もYouubeで聴取することができます。

船舶で傷病者が発生すると...

我が国の周辺海域においては、遥か洋上の船舶内で傷病者が発生し、緊急に医師の加療を必要とする場合、海上保安庁の巡視船・航空機等で医師・看護師をその船舶まで急送して応急治療を行いつつ、最寄りの病院に救急搬送しています。

洋上救急発生海域図(令和8年3月31日現在 1,022件)

慣熟訓練

洋上救急では、医師や看護師は巡視船やヘリコプターに乗組み、遥か洋上まで出動し、厳しい自然条件や巡視船・ヘリコプターの動揺、騒音等の悪条件下における救命治療が必要とされます。洋上救急では、医師や看護師は巡視船やヘリコプターに乗組み、遥か洋上まで出動し、厳しい自然条件や巡視船・ヘリコプターの動揺、騒音等の悪条件下における救命治療が必要とされます。
このため、全国各地域では多数の医師・看護師が訓練に参加し、ヘリコプター等に搭乗して訓練を行うなど、現場の状況を実際に体験して出動に備えています。

ヘリコプター搭乗訓練

ヘリコプターに搭乗し、実際の騒音や振動を体験し作業スペースを確認します。
ホイスト吊り上げ体験

洋上救急で傷病者を吊り上げ救助する方法を体験します。
ヘリコプター機内での処置訓練

機内は狭く騒音や振動が伴うので訓練時に状況を体験しておくことが大切です。
ヘリコプター機内での処置訓練

機内は狭く騒音や振動が伴うので訓練時に状況を体験しておくことが大切です。

(写真提供:海上保安庁)

洋上救急出動実績(一覧)

出動事例

令和8年1月10日 2:47発生

【発生位置】
鳥島から真方位57度75海里付近

【船種等】
客船

【傷病者】
女性76歳 乗客(ドイツ連邦共和国籍)

【傷病名】
アテローム血栓性脳梗塞

【出動医療機関、医師等】
日本医科大学付属病院 医師2名

【出動勢力】
海上保安庁:巡視船いず、航空機LAJ501、MH960、特殊救難隊員2名

【洋上救急活動状況】
令和8年1月10日0247頃、鳥島北東方約51海里付近において、ホノルルから韓国プサン向け航行中のイタリア籍客船のドイツ人乗客(76歳女性)が、「脳卒中」の疑いがあり、早急に医療機関への搬送が必要との船医の診断を得たため、同船船長が海上保安庁に対し救助を要請したもの。

≪1月10日≫

  • 0345「巡視船いず」発動(中ノ瀬抜錨)
  • 0509同船日本総代理店から本件洋上救急要請の承諾を得た。
  • 0535日本医科大学付属病院から医師2名が本件対応可能との回答を得た。
  • 0600MH960 中部空港基地出発
  • 0645日本医科大学付属病院医師2名羽田航空基地着
  • 0720LAJ501 羽田航空基地出発(医師2名同乗)
  • 0727MH960 八丈島空港到着
  • 0853LAJ501 八丈島空港到着、医師2名降機
  • 0920MH960 八丈島空港発(医師2名同乗)
  • 0934MH960 該船と会合
  • 1008患者をMH960機内に揚収
  • 1010現場離脱(患者の揚収時をもって「巡視船いず」任務解除)
  • 1025MH960 八丈島空港着
  • 1040医師2名、患者1名をLAJ501に引継ぐ
  • 1058LAJ501 八丈島空港発(医師2名、患者1名同乗)
  • 1150LAJ501 羽田基地着(医師2名、患者1名降機)
  • 1200日本医科大学付属病院のドクターカーに引き継ぎ、患者は日本医科大学付属病院へ搬送された。検査の結果、左脳梗塞との診断、検査入院。

傷病者のヘリコプターへの揚収作業

令和7年12月23日 9:40発生

【発生位置】
長崎県五島市浜町所在の女島灯台から真方位252度、約127キロメートルの海上付近

【船種等】
LNG船

【傷病者】
男性25歳 操機員(フィリピン国籍)

【傷病名】
第8胸椎 chance 骨折/第12胸椎 burst 骨折 /棘突起骨折 C4–Th3 /ひだり肩甲骨体部骨折 /ひだり多発肋骨骨折/血気胸

【出動医療機関、医師等】
長崎医療センター 医師1名

【出動勢力】
海上保安庁:巡視船でじま、巡視船ふくえ、航空機MA870、MH966、機動救難士2名

【洋上救急活動状況】
事故者は令和7年12月23日午前9時40分頃、機関室にてラジエーターの設置作業を実施中、他乗組員が反対側のラジエーターヒンジ部ボルトを取り外してしまっており、事故者が固定ピンを取り外した瞬間に、同ラジエーターが倒れ負傷したため第七管区海上保安本部に洋上救急の要請があったもの。
第七管区海上保安本部では、長崎海上保安部所属巡視船でじま、五島海上保安署所属巡視船ふくえ、北九州航空基地所属MA870、MH966に出動を指示するとともに、長崎医療センター医師に出動を依頼した。

≪12月23日≫

  • 1358長崎医療センターの医師が同センター車両にて長崎空港へ出発、到着後、MH966同乗のうえ現場海域まで進出
  • 1737MH966は事故者が乗船中のE号と会合
  • 1745機動救難士2名が該船に降下
  • 1808同者を揚収し、機上において医師による応急処置を行いつつ、長崎空港へ向かい
  • 1916長崎空港へ到着
  • 1925救急隊へ引継ぎ、洋上救急業務を終了

令和7年12月19日 6:51発生

【発生位置】
硫黄島南東方約432海里付近

【船種等】
遠洋かつお漁船

【傷病者】
男性28歳 甲板員(キリバス共和国籍)

【傷病名】
肝膿瘍

【出動医療機関、医師等】
日本医科大学付属病院 医師2名

【出動勢力】
海上保安庁:巡視船さがみ、航空機LAJ501
海上自衛隊:SH-60K

【洋上救急活動状況】
令和7年12月19日0651頃、硫黄島南東方約432海里付近において操業中の遠洋かつお漁船のキリバス人甲板員(28歳男性)が、右腹部の痛みを訴えた。日本かつお・まぐろ漁業協同組合海洋メディカルセンター医師に医療助言を求めたところ、「胆のう炎」又は「虫垂炎」の疑いがあり、早急に医療機関への搬送が必要との助言を得たため、同船船長から海上保安庁に対し救助要請したもの。
08:01 同船所主から本件洋上救急要請の承諾を得た。

≪12月19日≫

  • 0720「巡視船さがみ」横浜海上防災基地発動
  • 0934海上自衛隊航空集団司令部に対し災害派遣要請を打診、同日19:48 災害派遣要請し同時刻要請受理された。
  • 1130日本医科大学付属病院から本件対応可能との回答あり、同日17:36 医師2名同乗可との回答を得た。

≪12月20日≫

  • 0135日本医科大学付属病院医師2名羽田航空基地着
  • 0225LAJ501 羽田基地出発(医師2名同乗)
  • 0425LAJ501 硫黄島飛行場着、医師1名降機、海上自衛隊へ引継いだ
  • 0502海上自衛隊SH-60K 硫黄島飛行場発(医師1名同乗)
  • 0625海上自衛隊SH-60K、硫黄島の南東方約142海里付近海上(22-58N 143-02E)にて該船と会合
  • 0647患者を海上自衛隊SH-60K機内に揚収
  • 0650現場離脱(患者の海上自衛隊機揚収時をもって「巡視船さがみ」任務解除)
  • 0754海上自衛隊SH-60K、硫黄島着、08:00 医師1名、患者1名をLAJ501に引継いだ
  • 0830LAJ501 硫黄島発(医師2名、患者1名同乗)(08:40 LAJ501離陸時をもって海上自衛隊航空集団司令部への災害派遣要請撤収)
  • 1035LAJ501 羽田基地着(医師2名、患者1名降機)、10:40 患者を東京消防庁救急車に引き継ぎ、日本医科大学付属病院へ搬送された。

令和7年11月3日 19:22発生

【発生位置】
沖縄県本島南端から真方位133度約558海里付近

【船種等】
貨物船

【傷病者】
男性37歳 二等機関士(フィリピン国籍)

【傷病名】
黒色便、頭痛、腹痛

【出動医療機関、医師等】
浦添総合病院 医師1名

【出動勢力】
海上保安庁:航空機MH965、巡視船うるま、機動救難士2名

【洋上救急活動状況】
リベリア籍貨物船から第十一管区海上保安本部運用司令センターあて「本船乗員が黒色便を伴う、頭痛、めまい、軽度の腹痛を発症した。迅速な対応をお願いする」旨の通報があった。該船が横浜保土ケ谷病院へ医療助言を求めたところ、緊急搬送の必要性有りと判断され、代理店を介して該船所有者に対し、洋上救急に係る負担金等について合意を得た。浦添総合病院へ洋上救急の要請(医師派遣依頼)を行い、これに応諾したことから洋上救急の発動に至ったもの。

≪11月3日≫

  • 1922該船から第十一管区海上保安本部運用司令センターあて通報

≪11月4日≫

  • 0150遠距離海難であることから、自衛隊へ災害派遣要請を実施
  • 0445自衛隊から、対応不可旨連絡有り
  • 0450「巡視船うるま」出港
  • 0843浦添総合病院医師1名出発
  • 1057那覇航空基地MH965出発(医師1名同乗)
  • 1605該船と会合
  • 1623要救助者、機内揚収
  • 1828那覇航空基地着
  • 1838要救助者を那覇市消防へ引き継いだ

令和7年10月20日 2:00発生

【発生位置】
沖縄県本島南端から真方位90度付近

【船種等】
近海まぐろ漁船

【傷病者】
男性63歳 機関長(日本国籍)

【傷病名】
吐血、血便、意識レベル低下

【出動医療機関、医師等】
沖縄県立南部医療センター・こども医療センター 医師1名

【出動勢力】
海上保安庁:航空機MH965、機動救難士2名

【洋上救急活動状況】
該船から第十一管区海上保安本部運用司令センターあて「急病人が発生した、搬送してほしい」旨の通報があり、第十一管区海上保安本部において対応。該船が東京高輪病院へ医療助言を求めたところ、緊急搬送の必要性有りと判断され、該船所有者に対し、洋上救急に係る負担金等について合意を得た。南部医療センターへ洋上救急の要請(医師派遣依頼)を行い、これに応諾したことから洋上救急の発動に至ったもの。

≪10月20日≫

  • 0200該船から第十一管区海上保安本部運用司令センターあて通報
  • 0550那覇海上保安部「巡視船うるま」出港
  • 0730該船所有者から洋上救急の要請を請け、受理
  • 1120当初から海上自衛隊及び航空自衛隊へ災害派遣要請していたものの、気象海象及び患者の感染症疑いが払拭できていないため、対応不可との回答あり
  • 1340南部医療センター医師1名、病院出発
  • 1600医師1名同乗の元、ヘリの出発を試みるも、急な悪天候により、出発の見合わせ。
  • 以後、悪天候及び夜間にかかるため、海上保安庁ヘリでの救助は不可能と判断し、南部医療センター医師は病院へ帰院
  • 1955「巡視船うるま」該船と会合、伴走警戒実施

≪10月21日≫

  • 0615南部医療センター医師(昨日と同様、安田氏)那覇基地着
  • 0638MH965 那覇基地発(医師1名同乗)
  • 0735MH965が該船と会合
  • 0803要救助者1名揚収完了
  • 1003那覇基地着
  • 1015要救助者を那覇市消防局へ引き継ぎ

傷病者のヘリコプターへの揚収作業
(写真提供:海上保安庁)

巡視船内での医師による応急措置
(写真提供:海上保安庁)

令和7年9月29日 04:00発生

【発生位置】
硫黄島南方約300海里付近

【船種等】
遠洋かつお漁船

【傷病者】
男性69歳 機関長(日本国籍)

【傷病名】
重度の凍傷

【出動医療機関、医師等】
日本医科大学付属病院 医師2名

【出動勢力】
海上保安庁:巡視船ぶこう、航空機LAJ501
海上自衛隊:SH-60K

【洋上救急活動状況】
令和7年9月29日0400頃、硫黄島南方300海里(北緯19度47分、東経140度44分)付近の漁場において枕崎漁協所属遠洋かつお漁船の、日本人機関長(69歳男性)が、魚倉冷凍装置準備室の点検を行うため、29日04:00頃に準備室に入室したところ冷却配管から漏れ出た-20度の冷却液溜まりに左足を突っ込み、左足首からつま先にかけて凍傷を発症。
同日19:00に高輪病院医師にメールで医療助言を求めたところ、30日03:00に重度の凍傷の疑いがあり、患者を早急に医療機関へ搬送する必要があるとの助言を得たことから、同日07:40に同船船長が海上保安庁に対し救助要請したもの。
11:10 同船船主(枕崎市漁業協同組合自営部部長)から本件洋上救急要請の承諾を得た。

≪9月30日≫

  • 1140「巡視船ぶこう」横浜海上防災基地出港
  • 1015海自航空集団司令部に対し災害派遣要請打診、同日15:55 災害派遣要請し同時刻要請受理
  • 1145日本医科大学付属病院から医師2名同乗可との回答あり

≪10月1日≫

  • 0400日医大医師2名羽田航空基地着
  • 0527LAJ501 羽田基地出発(医師2名同乗)
  • 0642海自SH-60K 硫黄島飛行場発
  • 0655海自SH-60K、硫黄島の南南西20海里付近海上(24-24.5N 141-11.5E)にて該船と会合
  • 0717患者揚収
  • 0721現場離脱
  • 0732LAJ501 硫黄島飛行場着
  • 0734海自SH-60K、硫黄島帰着
  • 0744患者1名をLAJ501に引継ぎ
  • 0805LAJ501 硫黄島発(医師2名、患者1名同乗)、同時刻をもって海自航空集団司令部への災害派遣要請撤収し、「巡視船ぶこう」任務解除
  • 0955LAJ501 羽田基地着(医師2名、患者1名降機)、患者をドクターカーに引き継ぎ、日本医科大学付属病院へ搬送。検査の結果、左足凍傷との診断、全治2週間

令和7年9月29日 11:44発生

【発生位置】
池間島灯台北西約77海里付近

【船種等】
貨物船

【傷病者】
男性47歳 二等航海士(フィリピン国籍)

【傷病名】
痙攣、意識朦朧、多汗(糖尿病ケトアシドーシス、熱中症、横紋筋融解症)

【出動医療機関、医師等】
沖縄赤十字病院 医師1名、看護師1名

【出動勢力】
海上保安庁:航空機MA721、機動救難士2名
航空自衛隊:UH-60J

【洋上救急活動状況】
第十一管区海上保安本部運用司令センターあて「急病人が発生した」旨の通報があった。該船が東京高輪病院へ医療助言を求めたところ、洋上救急の必要性有りと判断されたことから、協力医療機関へ洋上救急の要請(医師派遣依頼)を行い、これに応諾したことから洋上救急の発動に至ったもの。

≪9月29日≫

  • 1144該船から第十一管区海上保安本部運用司令センターあて通報
  • 同通報を担任水域である第三管区海上保安本部へ提供
  • 1835第三管区海上保安本部から第十一管区海上保安本部へ対応を引継ぐ
  • 1930第十一管区海上保安本部から航空自衛隊南西航空方面隊へ災害派遣要請実施、同時刻受理
  • 1940沖縄赤十字病院から医師1名、看護師1名を派遣する旨連絡を受ける
  • 2107沖縄赤十字病院の医師1名、看護師1名航空自衛隊基地へ到着
  • 2122UH-60J(医師等2名搭乗)が該船向け航空自衛隊基地を出発

≪9月30日≫

  • 0127UH-60J 該船と会合
  • 0202要救助者吊り上げ完了、南大東空港へ向かう
  • 0326UH-60J 南大東空港へ到着
  • 0356UH-60JからMA721へ患者引継ぎ、同時刻災害派遣要請撤収
  • 0421MA721 南大東空港離陸
  • 0534MA721 那覇航空基地到着
  • 0600患者を那覇市消防局へ引継ぎ(医師等2名降機)

令和7年8月30日 18:10発生

【発生位置】
大王埼灯台から南約30海里付近

【船種等】
自動車運搬船

【傷病者】
男性30歳 機関士(インド国籍)

【傷病名】
熱中症

【出動医療機関、医師等】
名古屋掖済会病院 医師1名、看護師1名

【出動勢力】
海上保安庁:航空機MH963、潜水士2名

【洋上救急活動状況】
三重県志摩市大王埼から南約30海里を航行中の外国籍自動車運搬船から乗組員が船内半昏睡状態で倒れたため118番通報があった。名古屋掖済会病院からの無線医療助言により早急な措置が必要と判断されたことから洋上救急の発動に至った。

≪8月30日≫

  • 1900病院出発
  • 2000中部基地到着(ドクターカー)
  • 2017MH963発動(名古屋掖済会病院派遣医師1名、看護師1名同乗)
  • 2130MH963 C号から患者揚収完了
  • 2154MH963 中部基地着
  • 2249患者を名古屋掖済会病院へ搬送

令和7年8月19日 11:47発生

【発生位置】
釧路東方約603海里付近

【船種等】
漁船

【傷病者】
男性28歳 乗組員(インドネシア国籍)

【傷病名】
右足太もも内側の腫れ及び化膿

【出動医療機関、医師等】
釧路赤十字病院 医師1名

【出動勢力】
海上保安庁:巡視船そうや、機動救難士2名

【洋上救急活動状況】
令和7年8月19日午前11時47分、日本船舶総代理店から一本部へ、インドネシア国籍の乗組員1名が右足ふとももの内側を負傷、様子を見ていたが、化膿するなど悪化してきたため、救助を要請する旨の電話連絡あり。
日本船舶総代理店から横浜保土ヶ谷中央病院に医療助言を求めたところ、「早急に患部の切開・排膿が必要と場合によって入院措置も想定し早めの受診」との助言あり、令和7年8月19日午後0時24分に洋上救急による救助を要請。

≪8月19日≫

  • 1224日本船舶総代理店から洋上救急要請
  • 1745巡視船そうや釧路港出港。医師を巡視船そうやに乗船させ現場向け

≪8月20日≫

  • 1350巡視船そうやと該船が会合
  • 1453傷病者を巡視船そうやに収容
  • 1520巡視船そうやは現場を離脱して釧路向け航行を開始

≪8月21日≫

  • 1020釧路港に入港
  • 1040傷病者を釧路市消防本部救急車に引き渡し

令和7年8月18日 9:28発生

【発生位置】
池間島灯台北西約77海里付近

【船種等】
漁業取締船

【傷病者】
男性37歳 甲板手(日本国籍)

【傷病名】
腹痛、吐き気、意識朦朧

【出動医療機関、医師等】
沖縄県立八重山病院 医師1名

【出動勢力】
海上保安庁:航空機MH971、機動救難士2名

【洋上救急活動状況】
令和7年8月18日午前9時28分頃、該船から海上保安庁運用司令センターあて「急病人が発生した」旨の通報があり、第十一管区海上保安本部において対応。該船が八重山病院へ医療助言を求めたところ、洋上救急の必要性有りと判断された。同病院へ洋上救急の要請(医師派遣依頼)を行い、応諾されたことから洋上救急が決定したもの。

≪8月18日≫

  • 0928該船から海上保安庁運用司令センターあて通報
  • 1008第十一管区海上保安本部運用司令センターから八重山病院へ医師を手配
  • 1030八重山病院医師1名(西村医師)石垣航空基地に到着
  • 1107MH971が石垣航空基地を出発(八重山病院医師1名搭乗)
  • 1144該船と会合
  • 1157要救助者吊上げ完了(25-31.00N 124-25.27E)
  • 1200MH971、現場離脱
  • 1234MH971、真栄里暫定ヘリポート到着
  • 1238患者を石垣市消防本部救急車へ引継ぐ

令和7年7月19日 11:20発生

【発生位置】
喜屋武岬から南東約460海里付近

【船種等】
近海まぐろ漁船

【傷病者】
男性65歳 機関長(日本国籍)

【傷病名】
息苦しさ、腰の痛み

【出動医療機関、医師等】
浦添総合病院 医師1名

【出動勢力】
航空自衛隊:航空機UH-60J、U-125A

【洋上救急活動状況】
令和7年7月19日午前11時20分頃、日本漁船の機関長から第十一管区海上保安本部あて「私は肺気腫を患っており、酸素を使っていても酸素濃度があがらない、また腰も痛いので救助してほしい。」旨の通報があり、第十一管区海上保安本部において対応、浦添総合病院へ洋上救急の要請(医師派遣依頼)を行ったところ、応諾されたことから洋上救急の発動に至ったもの。

≪7月20日≫

  • 1406巡視船うるまでの救助が困難であることから、航空自衛隊に対し災害派遣要請、同時刻受理(空自対応機:UH-60J、U-125A)
  • 1530浦添総合病院医師1名航空自衛隊那覇基地に到着
  • 1600UH-60Jが那覇基地出発(浦添総合病院医師1名搭乗)
  • 1630U-125Aが那覇基地出発
  • 1845UH-60Jと該船会合、吊り上げ作業開始
  • 1850要救助者救助完了(22-52N 129-42E)
  • 1852自衛隊機現場離脱
  • 2025UH-60Jが那覇基地到着
  • 2033要救助者を那覇市消防局に引継ぎ、搬送先は浦添総合病院
傷病者のヘリコプターへの揚収作業
(写真提供:海上保安庁)

令和7年7月15日 14:15発生

【発生位置】
和歌山県潮岬から東南東約50キロ付近

【船種等】
客船

【傷病者】
女性76歳 乗客(アメリカ国籍)

【傷病名】
肺炎、敗血症

【出動医療機関、医師等】
りんくう総合医療センター 医師1名、看護師1名

【出動勢力】
海上保安庁:航空機MH687、機動救難士3名

【洋上救急活動状況】
令和7年7月15日午後2時15分頃、和歌山県潮岬沖を航行中の客船から、第五管区海上保安本部あて「船内で急病人が発生したため、ヘリコプターによる搬送を願う」との要請を受け、りんくう総合医療センターの医師及び看護師が同乗の上、関西空港海上保安航空基地回転翼機及び機動救難士が出動した。傷病者にあっては、午後5時15分に吊上げ救助した後、関西空港にてドクターカーへ収容し、りんくう総合医療センターに搬送されたもの。

≪7月15日≫

  • 1415第五管区海上保安本部に対する救助要請
  • 1539医師等同乗の上、関空基地離陸
  • 1633MH687 該船と会合
  • 1710傷病者吊上げ救助完了
  • 1803関空基地着
  • 1807傷病者をドクターカーへ収容
  • 1820りんくう総合医療センターへ搬送開始
ヘリコプター内での医師による応急措置
(写真提供:海上保安庁)

令和7年6月30日 10:30発生

【発生位置】
釧路東方約1,300海里

【船種等】
いか一本釣り漁船

【傷病者】
男性26歳 二等航海士(インドネシア国籍)

【傷病名】
腹痛(虫垂炎の疑い)

【出動医療機関、医師等】
釧路赤十字病院 医師1名
八戸市立市民病院 医師2名、看護師1名

【出動勢力】
海上保安庁:巡視船えりも、機動救難士3名
海上自衛隊岩国航空基地:US-2、P-3C

【洋上救急活動状況】
令和7年6月30日午前10時30分、日本のいかつり漁船から八戸海上保安部へ、乗組員(インドネシア人)が腹痛を訴えているため、船主より6月30日午前11時30分に洋上救急による救助の要請があった。
遠距離事案のため、海上保安庁の勢力だけでは救助に時間を要することから、海上自衛隊へ災害派遣要請による対応可否について確認したところ、該船までの距離が遠いため現時点での対応は困難であるが、距離が近くなれば再度検討するとの回答があった。

≪6月30日≫

  • 1600「巡視船えりも」に釧路赤十字病院医師1名が乗船し釧路出港、該船向け

≪7月2日≫

  • 0953「巡視船えりも」該船と会合、傷病者を揚収し医師による措置を実施
  • 1100海上自衛隊への災害派遣要請が受理

≪7月3日≫

  • 0833US-2 海上自衛隊八戸飛行場にて、八戸市立市民病院医師等3名が搭乗し離陸、該船向け
  • 1333US-2 「巡視船えりも」から傷病者を引継ぎ、現場離脱、八戸飛行場向け
  • 1529US-2 八戸飛行場に着陸
  • 1540傷病者を救急車へ引き渡し、八戸市立市民病院に搬送された

≪7月4日≫

  • 0330「巡視船えりも」釧路着、釧路赤十字病院医師1名下船
  • 0335医師1名、釧路赤十字病院に帰院
巡視船内での医師による応急措置
(写真提供:海上保安庁)

令和7年5月6日 11:58発生

【発生位置】
大王埼灯台から真方位約190度約73海里

【船種等】
貨物船

【傷病者】
男性36歳 甲板員(フィリピン国籍)

【傷病名】
頭部外傷及び腰部打撲

【出動医療機関、医師等】
名古屋掖済会病院 医師1名、救命士1名

【出動勢力】
海上保安庁:航空機MH964、潜水士2名

【洋上救急活動状況】
三重県志摩市大王埼から南約73海里を航行中の外国籍貨物船から、乗組員が船内で3~4mの高さから落下し、頭部と腰部周辺を負傷したと該船から118番通報があった。名古屋掖済会病院からの無線医療助言により早急な措置が必要と判断されたことから洋上救急の発動に至った。

≪5月6日≫

  • 1410医師等病院出発
  • 1500中部基地到着
  • 1524MH964発動(名古屋掖済会病院派遣医師1名同乗)、途中、南紀州防災センター経由(給油)
  • 1816MH964患者揚収完了、南紀白浜空港向け
  • 1840南紀白浜空港着
  • 患者を救急車へ引継ぎ
  • 南和歌山医療センターに搬送
  • 和歌山県立医科大学病院へ移送(緊急手術)
  • 2100南紀白浜空港発(医師等同乗)
  • 2205MH964中部基地着(医師等降機)
  • 2310医師等中部基地発
  • 2320病院着
ヘリコプター内での医師による応急措置
(写真提供:海上保安庁)

令和7年4月30日 14:43発生

【発生位置】
硫黄島南約140海里付近

【船種等】
漁業運搬船

【傷病者】
男性53歳 二等機関士(中華人民共和国籍)

【傷病名】
脳梗塞

【出動医療機関、医師等】
日本医科大学付属病院 医師2名

【出動勢力】
海上保安庁:巡視船さがみ、航空機LAJ500
海上自衛隊:航空機SH60-K

【洋上救急活動状況】
令和7年4月30日午後2時43分頃、北緯22度29.85分、東経141度37.07分付近で漁業運搬船において、中華人民共和国人船員(53歳男性)が右半身の麻痺を訴えた。医師の医療助言により脳卒中の疑いがあると判断され、同船船長が海上保安庁に対し救助要請を行った。

≪4月30日≫

  • 0830日本医科大学付属病院より洋上救急同乗可との回答
  • 1610「巡視船さがみ」本件対応指示
  • 1728第21航空群司令部へ災害派遣要請打診

≪5月1日≫

  • 0503災害派遣要請、同時刻受理
  • 0600検疫官1名 羽田基地着
  • 0627医師2名 羽田基地着
  • 0710LAJ500 羽田基地発(医師等3名同乗)
  • 0818SH60-K 硫黄島発
  • 0828SH60-K 現場海域着
  • 0853SH60-K 患者揚収
  • 0910SH60-K 硫黄島着(患者1名降機)
  • 0920LAJ500 硫黄島着
  • 0933患者1名をLAJ500に引継ぎ
  • 0955LAJ500 硫黄島発(医師等3名及び患者1名同乗)
  • 1155LAJ500 羽田基地着(医師等3名及び患者1名降機)
  • 1207患者を日本医科大学付属病院向け搬送
  • 1250日本医科大学付属病院に到着
  • 検査の結果、脳梗塞と診断され入院
傷病者の固定翼への搬送
(写真提供:海上保安庁)

令和7年4月21日 04:00発生

【発生位置】
硫黄島の東南東約450海里付近

【船種等】
遠洋かつお漁船

【傷病者】
男性45歳 船員(キリバス国籍)

【傷病名】
心筋梗塞の疑い

【出動医療機関、医師等】
東海大学医学部付属病院 医師2名、看護師1名

【出動勢力】
海上保安庁:巡視船あきつしま、巡視船さがみ、航空機LAJ501
海上自衛隊岩国航空基地:US-2、P-1

【洋上救急活動状況】
令和7年4月21日午前4時0分頃、北緯22度06分、東経148度48分付近で操業中の日本漁船において、キリバス人船員(45歳男性)が胸の痛みを訴えた。医師の医療助言により心筋梗塞の疑いがあると判断され、同船船長が海上保安庁に対し救助要請を行った。

≪4月21日≫

  • 0800「巡視船あきつしま」本件対応指示
  • 0820「巡視船さがみ」本件対応指示
  • 0830海自航空集団司令部へ災害派遣要請打診
  • 0830東海大学医学部付属病院より洋上救急同乗可との回答
  • 0930災害派遣要請受理
  • 0945US-2 岩国基地発
  • 1003医師等3名羽田基地着
  • 1025LAJ501 羽田基地発(医師等3名同乗)
  • 1220US-2 硫黄島着
  • 1230LAJ501 硫黄島着(医師等3名降機)
  • 1322US-2 硫黄島発(医師等3名同乗)
  • 1517US-2 現場海域着
  • 1547US-2 患者揚収
  • 1603US-2 現場離脱
  • 1730US-2 硫黄島着(医師等3名及び患者1名降機)
  • 1735医師等3名及び患者1名をLAJ501に引継ぎ
  • 1800LAJ501 硫黄島発(医師等3名及び患者1名同乗)
  • 2005LAJ501 羽田基地着(医師等3名及び患者1名降機)
  • 2012患者を東京消防庁救急隊へ引継ぎ、東邦大学医療センター大森病院向け搬送
海上保安庁機への傷病者引継ぎの様子
(写真提供:海上保安庁)

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