サイトマップ 文字サイズ変更
     
サイト内検索
トップページ > 洋上救急事業

洋上救急事業

海上の傷病者を救う世界唯一のシステム“海の救急医療”。
昭和60年の設立以来、出動は927件、救助人員は960名を数えます。
(令和元年12月31日現在)


洋上救急の概要(動画)

 下記より洋上救急の概要(動画)を見ることができます。

洋上における医師の派遣は、人命救助と船員福祉という人道的観点にたって1985年10月より日本水難救済会の事業として開始されています。
洋上救急事業は、医師を洋上へ派遣して、救急医療を提供する世界で唯一のシステムです。
本動画は、洋上救急の概要をまとめた動画です。
なお、洋上救急の概要(英語版)もYouTubeで聴取することができます。


船舶で傷病者が発生すると…

 我が国の周辺海域においては、遥か洋上の船舶内で傷病者等が発生し、緊急に医師の加療を必要とする場合、海上保安庁の巡視船・航空機等で医師・看護師等をその船舶まで急送して応急治療を行いつつ、最寄りの病院に救急搬送しています。

通報から救急まで

慣熟訓練

 洋上救急では、医師や看護師は巡視船やヘリコプターに乗組み、遥か洋上まで出動し、厳しい自然条件や巡視船・ヘリコプターの動揺、騒音等の悪条件下における救命治療が必要とされます。
 このため、全国各地域では多数の医師・看護師が訓練に参加し、ヘリコプタ−等に搭乗して訓練を行うなど、現場の状況を実際に体験して出動に備えています。



ヘリコプター搭乗訓練ヘリコプター搭乗訓練
 洋上救急の現場に向かうヘリコプターに搭乗する際の注意事項等を訓練時に確認しておくことが重要です。





ヘリコプター機内での処置訓練ヘリコプター機内での処置訓練
 機内は狭く騒音や振動が伴うので訓練時に状況を体験しておくことが重要です。

(写真提供:海上保安庁)


出動事例

  • 令和元年10月15日 09:00発生
    【発生位置】
     野島崎東南東約1,150海里付近海上
    【船種等】
     タンカー(総トン数13,444トン 乗員19名)
    【傷病者】
     男性 35歳 甲板手(クロアチア国籍)
    【傷病名】
     脊髄損傷の疑い
    【出動医療機関、医師等】
     日本医科大学付属病院(医師2名)
    【出動勢力】
     羽田航空基地 回転翼機 MH689
     特殊救難隊3名


    【洋上救急活動状況】
     令和元年10月15日午前9時頃、航行中の外国船籍のタンカーから「高所から落下し、負傷者があり。脊髄損傷の疑いで早急な医療機関への搬送を要すとの医療助言があった。」との洋上救急の要請が第三管区海上保安本部運用司令センターにあった。
     救助方法について関係機関等と調整した結果、10月17日午前4時45分、日本医科大学付属病院の医師2名と特殊救難隊員3名が同乗し、羽田航空基地所属ヘリコプターMH689が羽田基地を出発、5時47分回該船と会合、0623要救助者を機内に収容、0625現場離脱、同7時25分回羽田航空基地着、午前7時27分東京消防庁救急隊に引継ぎ、日本医科大学付属病院に搬送した。



  • 令和元年10月15日 06:35発生
    【発生位置】
     金華山灯台から真方位113度547海里付近海域
    【船種等】
     貨物船(総トン数75,015トン 乗員24名)
    【傷病者】
     女性 63歳 司厨員(アメリカ国籍)
    【傷病名】
     重度の肺炎
    【出動医療機関、医師等】
     東海大学医学部付属病院(医師2名、看護師1名)
    【出動勢力】
     第二管区海上保安本部 巡視船まつしま
     海上自衛隊 救難飛行艇US-2 哨戒機P-1


    【洋上救急活動状況】
     令和元年10月15日午前6時35分頃、宮城県金華山東方沖540海里付近(北緯35度49分、東経152度29分)海上のアメリカ船籍貨物船から、第二管区海上保安本部運用司令センターあて、インマルサット電話により、「本船の乗組員(アメリカ人・司厨員女性)1名が腹痛を訴えているので救助を要請する。」との連絡があった。 医療助言の結果、「患者を早急に医療機関へ搬送する必要がある。」旨の回答を得たとのことから、第二管区海上保安本部は、同日午前8時10分、巡視船まつしまに対し救助発動を指示した。
     同日午前9時、海上自衛隊に対し災害派遣要請を実施、同時刻受理され、同日午前9時30分、東海大学医学部付属病院に対し医師等の派遣要請を実施、同39分、承諾を得た。 海上自衛隊航空機US-2に医師等3名同乗のうえ厚木基地を出発、該船付近に到着したものの、海上荒天により当該船舶から要救助者を収容することが困難であったため、同日午後3時44分現場を離脱、医師等3名は東海大学医学付属病院に帰投したもの。
     なお、同日午後4時12分、本救助要請は船舶所有者により取り下げられ、同船は横浜港に自力入港、要救助者は横浜市所在の本牧病院に搬送された。



  • 令和元年10月6日 10:35発生
    【発生位置】
     納沙布岬から真方位103度約675海里付近海域
    【船種等】
     漁船(総トン数359トン 乗員25名)
    【傷病者】
     男性 31歳 甲板員(キリバス国籍)
    【傷病名】
     肛門周囲膿瘍疑い
    【出動医療機関、医師等】
     八戸市立市民病院(医師2名、看護師1名)
    【出動勢力】
     海上自衛隊 救難飛行艇US-2 哨戒機P-1


    【洋上救急活動状況】
     令和元年10月6日午前10時35分頃、「本船の船員が臀部の痛みを訴えており、熱が38.5度ある。横浜液済会病院の医療助言結果、早急な搬送が必要」と航行中の漁船から洋上救急の要請が第二管区海上保安本部運用司令センターにあり、また、船主から第三管区海上保安本部運用司令センターにも洋上救急の要請があった。
     これを受け、第一管区海上保安本部運用司令センターから午後0時50分、海上自衛隊厚木基地へ災害派遣について確認したところ、現在の該船位置、気象海象では救助活動不可との回答。このため、午後7時40分、 釧路海上保安部へ発動指示。同54分、八戸市立市民病院へ医師派遣を打診した。
     その後、午後8時14分、八戸市立市民病院から医師派遣可能との連絡と午後11時に海上自衛隊厚木基地から災害派遣要請を受理する旨連絡。
     翌10月7日午前6時40分 海上自衛隊飛行艇US-2が岩国航空基地出発し、午前9時10分八戸航空基地着、八戸市立市民病院の医師2名、看護師1名が同乗し、午前9時55分、八戸航空基地を出発した。
     午前11時16分、救難飛行艇US-2が該船を視認、午後1時25分納沙布岬東約410海里にて着水し、午後1時41分、該船から飛行艇搭載のゴムボートでUS-2に患者を移送、収容後、午後1時53分現場発、医療措置を実施しながら午後4時42分八戸航空基地着、午後4時56分、患者を救急車へ引き継ぎ、医師等3名同乗し八戸市立市民病院へ搬送した。



    ゴムボートにより該船から傷病者を搬送 (写真提供:海上自衛隊)

  • 令和元年8月31日 0:00発生
    【発生位置】
     硫黄島東南東約390海里付近海域
    【船種等】
     漁船(総トン数19トン 乗員9名)
    【傷病者】
     男性 70歳 船長(日本国籍)
    【傷病名】
     脳梗塞
    【出動医療機関、医師等】
     東海大学医学部付属病院(医師2名、看護師1名)
    【出動勢力】
     海上自衛隊 US-2


    【洋上救急活動状況】
     1. 令和元年8月31日0000頃、23-00N、148-35E付近を航行中に要救助者が手足の痺れを訴え医療指示待ち、当庁に対し救助要請があったもの。
         0649横浜保土ヶ谷病院からの医療助言は、脳梗塞の疑いで早急な専門医療機関への搬送を要すとのこと。
     2. 31日0710船主に対し洋上救急に係る費用及び0735東海大学医学部付属病院に同乗の了解を得た。
         0850海上自衛隊航空集団司令部に対し災害派遣要請実施、同時刻受理。
         1056東海大付属病院医師2名、看護師1名が同乗した海上自衛隊飛行艇が厚木基地離陸
     3. 31日1536飛行艇着水、1556要救助者を機内に揚収、1613飛行艇離水
     4. 31日1733硫黄島基地着、燃料補給実施、1831硫黄島発、2053厚木基地着
     5. 31日2105 東海大付属病院向け出発



  • 令和元年7月29日 09:15発生
    【発生位置】
     硫黄島南約350海里付近海域
    【船種等】
     客船(総トン数35,265トン 乗組員 410名 乗客1,199名)
    【傷病者】
     男性 70歳 乗客(日本国籍)
    【傷病名】
     心筋梗塞
    【出動医療機関、医師等】
     日本医科大学付属病院(医師2名)
    【出動勢力】
     第三管区海上保安本部 羽田航空基地 航空機LAJ501
     特殊救難隊3名 検疫官1名
     海上自衛隊 救難ヘリコプターUH60-J


    【洋上救急活動状況】
     令和元年7月29日午前9時15分頃航行中の外国船籍の大型客船から「乗客が胸部の痛みを訴え、船医が診察したところ心筋梗塞の症状が見られる」との洋上救急の要請が第三管区海上保安本部運用司令センターにあった。
     翌7月30日午前2時55分、第三管区海上保安本部羽田航空基地所属航空機LAJ501機に日本医科大学付属病院医師2名及び特殊救難隊員3名並びに検疫官1名が同乗し、羽田空港を出発。午前5時52分 航空機LAJ501機は硫黄島に到着し、災害派遣要請により出動した海上自衛隊救難ヘリコプターUH60-Jから傷病者を引継ぎ、硫黄島を離陸。
     午前8時12分羽田空港に着陸、同8時20分、傷病者を東京消防庁救急隊に引継ぎ、日本医科大学付属病院向け搬送した。



    大型客船から傷病者をヘリコプターに吊上げ(写真提供:海上自衛隊)

    海上自衛隊ヘリコプターから海上保安庁の航空機へ傷病者を移送

  • 令和元年7月28日 07:05発生
    【発生位置】
     納沙布岬東方約540海里付近海上
    【船種等】
     観測船(総トン数1,380トン 乗員29名)
    【傷病者】
     男性 58歳 看護長(日本国籍)
    【傷病名】
     心血管疾患(急性大動脈瘤乖離)
    【出動医療機関、医師等】
     八戸赤十字病院(医師1名、看護師1名)
    【出動勢力】
     釧路海上保安部 巡視船そうや
     釧路航空基地 MH755
     千歳航空基地 MA723
     海上自衛隊 US-2 P3C


    【洋上救急活動状況】
     令和元年7月28日、午前7時5分頃、航行中の船舶より「横浜保土ヶ谷病院の医療助言の結果、心血管疾患を否定できないことから早急な治療が必要である」との洋上救急の要請が第一管区海上保安本部運用指令センターにあった。
     同日午前7時43分、第一管区海上保安本部は釧路海上保安部に出動指示、巡視船「そうや」が出港。翌7月29日午前2時14分、災害派遣要請を受けた海上自衛隊救難飛行艇US-2に八戸赤十字病院医師1名、看護師1名が同乗して八戸基地出発。現場着も霧のため着水できなかったため、八戸基地に引き返した。
     午前4時5分、「そうや」は該船と会合、午前4時33分、傷病者及び付添人を巡視船「そうや」へ収容し現場離脱、午後4時釧路航空基地所属ヘリコプターMH 755が釧路航空基地を出発、午後5時59分 MH755、「そうや」に着船後、午後6時3分、傷病者を乗せて「そうや」を出発、午後7時15分釧路航空基地に到着し、午後7時16分傷病者を救急車に引き継いだ。



  • 令和元年7月18日 05:55発生
    【発生位置】
     金華山灯台から真方位113度547海里付近海域
    【船種等】
     漁船(総トン数499トン 乗員30名)
    【傷病者】
     男性 30歳 甲板員(キリバス国籍)
    【傷病名】
     急性腸炎の疑い
    【出動医療機関、医師等】
     東海大学医学部付属病院(医師2名、看護師1名)
    【出動勢力】
     宮城海上保安部 巡視船くりこま
     海上自衛隊 救難飛行艇US-2 哨戒機 P-1


    【洋上救急活動状況】
     令和元年7月18日午前5時55分頃、かつお一本釣り漁船から、「本船の乗組員1名が腹痛を訴えているので救助を要請する。」とインマルサット電話により海上保安庁運用司令センターに連絡があり、医療助言の結果、「患者を早急に医療機関へ搬送する必要がある。」旨の回答を得たことから、第二管区海上保安本部は、午前7時45分、宮城海上保安部巡視船「くりこま」に対し救助発動を指示。 午前8時20分、海上自衛隊に災害派遣要請を実施。
     11時30分、海上自衛隊岩国基地所属救難飛行艇US-2に東海大学医学部付属病院医師2名及び看護師1名が同乗し、厚木基地を出発、午後2時14分、該船付近海上に着水、US-2搭載のゴムボートで傷病者をUS-2に収容、午後2時40分、現場海域を離水、午後4時58分厚木基地着、傷病者を救急車に引継ぎ、午後5時43分、東海大学医学部付属病院へ搬送した。



    ゴムボートにより該船から傷病者を搬送(写真提供:海上自衛隊)

  • 令和元年7月16日 18:00発生
    【発生位置】
     沖縄本島西北西95海里付近海域
    【船種等】
     貨物船(総トン数32,929トン 乗員22名)
    【傷病者】
     男性 39歳 甲板手(中国国籍)
    【傷病名】
     頭蓋骨等骨折、脳挫傷等
    【出動医療機関、医師等】
     琉球大学医学部附属病院(医師1名)
    【出動勢力】
     第十一管区海上保安本部 那覇航空基地 ヘリコプターMH975 航空機MA721 機動救難士2名


    【洋上救急活動状況】
     令和元年7月16日午後7時6分頃、台北RCC(救助調整本部)から「香港籍貨物船内にて負傷者がいる」との連絡が第十一管区海上保安本部運用司令センターにあり、同センターから当該船舶の船主へ確認したところ、「本国(中国)の病院へ確認、脳内出血の可能性があるためヘリコプターでの救助を求める」との洋上救急の要請があった。
     午後11時40分、琉球大学医学部附属病院の医師1名と機動救難士2名が同乗し、第十一管区海上保安本部那覇航空基地所属MH975が那覇航空基地を出発。翌17日午前0時23分、当該船舶と会合、0時34分、当該船舶にヘリコプターから機動救難士が降下し、0時55分頃、傷病者を機内へ収容し、那覇航空基地向け出発。同午前2時10分、那覇航空基地到着、傷病者を救急車へ引き継いだ。
     なお、夜間の出動となったことから、那覇航空基地所属航空機MA721が洋上救急の支援を実施した。


    ヘリコプターMH975から救急車へ引継ぎ

  • 令和元年7月15日 17:55発生
    【発生位置】
     種子島南方約130海里付近海域
    【船種等】
     自動車運搬船(総トン数10,456トン 乗員20名)
    【傷病者】
     男性 25歳 操機員(フィリピン国籍)
    【傷病名】
     右第2指裂傷、左前腕挫傷
    【出動医療機関、医師等】
     米盛病院(医師1名、看護師1名)
    【出動勢力】
     鹿児島海上保安部 巡視船おおすみ
     鹿児島航空基地 ヘリコプター MH977
     機動救難士 3名


    【洋上救急活動状況】
     平成元年7月15日午後5時55分頃、「船内作業中に手を怪我し、出血が止まらないため救助を要請する。」と種子島南方約130キロメートルの海上を横浜からフィリピン向け航行中のパナマ籍自動車運搬船の代理店から洋上救急の要請が第十管区海上保安本部運用司令センターにあった。
     同日午後10時、天候不良が見込まれ、ヘリコプターでの傷病者吊上げは困難なことから、機動救難士3名同乗の第十管区海上保安本部鹿児島航空基地所属ヘリコプターMH977はマリンポートかごしまヘリポートで米盛病院の医師1名及び看護師1名が同乗し、鹿児島海上保安部巡視船「おおすみ」向け出発、同日午後11時42分、機動救難士及び医師等が「おおすみ」へ移乗し、「おおすみ」は現場海域に向けて出動した。
     翌7月16日、午前1時25分、「おおすみ」が該船と会合、「おおすみ」搭載艇により傷病者を該船から搬送し、「おおすみ」に揚収、午前6時50分鹿児島港谷山二区に入港後、医師・看護師・傷病者の3名下船し、タクシーで米盛病院へ搬送した。



    自動車運搬船から傷病者を
    巡視船おおすみ搭載艇へ移乗
     
    医師により巡視船おおすみ船内で傷病者の治療

  • 令和元年7月10日 18:29発生
    【発生位置】
     釧路東沖約914海里
    【船種等】
     漁船(総トン数982トン 乗員61名)
    【傷病者】
     男性 22歳 航海士(フィリピン国籍)
    【傷病名】
     右上腕部裂傷
    【出動医療機関、医師等】
     釧路孝仁会記念病院(医師1名、看護師1名)
    【出動勢力】
     釧路海上保安部 巡視船えりも えりも潜水士
     千歳航空基地 MA727
     函館航空基地 機動救難士
     釧路航空基地 MH755


    【洋上救急活動状況】
      令和元年7月9日午前8時14分頃、操業中に乗組員1名がワイヤーにて負傷し、医師による患部画像確認の結果、早く処置する必要があると判断されたため、7月10日18:29 代理店から洋上救急の要請があったもの
     (医師、傷病者、救助勢力の動静(時系列)及び洋上救急完了までの経緯等)
     20:20 巡視船えりも出港(機動救難士同乗)
     7月11日 9:47 該船と会合
     10:05 負傷者揚収(えりも)
     14:00 医師等出発(孝仁会)
     14:30 医師等到着(釧路基地)
     15:00 MH755出発(医師、看護師同乗)
     16:00 MH755到着(えりも)
     16:20 MH755出発(医師、看護師及び傷病者同乗)
     17:21 HM755到着(釧路基地)
     17:43 負傷者出発(救急車)
     18:25 負傷者釧路市立総合病院到着
     18:46 医師・看護師釧路孝仁会記念病院到着



  • 令和元年7月4日 09:37発生
    【発生位置】
     宮城県金華山灯台から真方位97度1,323海里付近海域
    【船種等】
     漁船(総トン数499トン 乗員29名)
    【傷病者】
     男性 60歳 甲板員(日本国籍)
    【傷病名】
     右大腿骨骨折
    【出動医療機関、医師等】
     東海大学医学部付属病院(医師2名、看護師1名)
    【出動勢力】
     横浜海上保安部 巡視船もとぶ
     海上自衛隊 救難飛行艇 US-2、哨戒機P-1


    【洋上救急活動状況】
     令和元年7月4日午前9時37分頃、「当社のかつお一本釣り漁船が金華山東方沖海域で漂泊中、乗組員1名が転倒し、足が腫れてきたので、救助を要請する。」と船主から洋上救急の要請が第三管区海上保安本部運用司令センターにあった。医療助言の結果、「患者を早急に医療機関へ搬送する必要がある。」旨の回答を得たことから、5日午前9時30分、横浜海上保安部巡視船「もとぶ」が現場向け出動した。
     同日午後3時5分、東海大学医学部付属病院に対し医師等の派遣要請を行うとともに、海上自衛隊に対し災害派遣要請を行った。
     7月7日午前9時12分、海上自衛隊救難飛行艇US-2に東海大学医学部付属病院の医師2名及び看護師1名が同乗し、厚木基地を出発。午後0時33分、現場海域に着水、飛行艇搭載のゴムボートにより該船から傷病者を搬送、午後1時14分、飛行艇US-2の機内に傷病者を収容し、午後1時36分現場海域を離水、午後4時43分厚木基地着、傷病者を救急車に引継ぎ、午後5時28分、東海大学医学部付属病院へ搬送した。



    ゴムボートにより該船から傷病者を搬送(写真提供:海上自衛隊)

  • 令和元年6月14日 0:42発生
    【発生位置】
     御前崎南南西約39海里
    【船種等】
     プロダクトオイルタンカー(総トン数 30,029トン 乗員21名)
    【傷病者】
     男性 37歳 甲板員(フィリピン国籍)
    【傷病名】
     来院時心肺停止(CPAOA)
    【出動医療機関、医師等】
     日本医科大学付属病院(医師2名)
    【出動勢力】
     第三管区海上保安本部 羽田航空基地 ヘリコプターMH691
     特殊救難隊3名


    【洋上救急活動状況】
    1. 令和元年6月14日0042、34-00N、138-00E付近を航行中に要救助者の意識、呼吸、脈が弱くなったことから当庁に対し救助要請があったもの。
    2. 14日0400当庁羽田航空基地から回転翼機に、日本医大付属病院医師2名及び特殊救難隊員3名乗機し離陸
    3. 0523要救助者を機内に収容
    4. 0622羽田空港帰着
    5. 0631日本医科大学付属病院向け搬送開始






洋上救急発生海域図(令和元年12月31日現在 927件)

洋上救急海域図

ページトップにもどる