最近の洋上救急の状況
平成22年9月23日14:03発生
【発生位置】
鹿児島県諏訪瀬島の西約38海里 北緯29度41分、東経128度58分
【船種等】
貨物船 7,404総トン・乗員18名
【傷病者】
男性・34歳、司厨長(傷病名) 急性虫垂炎
【出動医療機関、医師等】
鹿児島徳洲会病院 医師1名 看護師1名
【出動勢力】
鹿児島海上保安部 PLあかいし 鹿児島航空基地 飛行機MA951 ヘリMH963 機動救難士2名
【洋上救急活動状況】
司厨長が腹痛を訴え、洋上救急の要請があった。
14:50 巡視船「あかいし」を発動。
15:30 飛行機MA951は鹿児島空港を出発。
15:30 ヘリMH963に機動機関士2名を同乗し、谷山ヘリポート向け鹿児島航空基地を出発。
15:59 ヘリMH963に医師1名と看護師1名が同乗し、谷山ヘリポートを出発。
16:15 飛行機MA951は現場着、調査を開始。
16:44 ヘリMH963は該船と会合、救助を開始。
17:01 救助完了し、「あかいし」に向かう。
17:30 ヘリMH963は「あかいし」に着船。
18:10 ヘリMH963に患者、医師等が同乗し、「あかいし」離船。
18:53 ヘリMH963は谷山ヘリポート着、患者を救急車に引継いだ。
(写真)ヘリMH963、患者吊上中
平成22年9月20日18:20発生
【発生位置】
沖縄県喜屋武崎の南東約85海里 北緯24度55分、東経128度40分
【船種等】
貨物船 110,352総トン・乗員22名
【傷病者】
男性・24歳、機関員(傷病名) 急性虫垂炎
【出動医療機関、医師等】
沖縄県立南部医療センター・こども医療センター 医師1名
【出動勢力】
那覇航空基地 飛行機MA721 ヘリMH961 機動救難士2名
【洋上救急活動状況】
機関員が腹痛を訴えているので、医療機関に医療指示を受けたところ直ちに医療機関へ搬送する必要がある旨の連絡があり、
洋上救急の要請があった。
21:00 飛行機MA721は支援のため那覇航空基地発。
21:35 ヘリMH961に医師1名と機動救難士2名が同乗し、該船向け那覇航空基地を出発。
22:15 ヘリMH961は該船と会合。
22:28 ヘリMH961は該船に着船。
22:32 患者を機内に収容。
22:38 ヘリMH961は離船、那覇航空基地へ搬送。
23:15 ヘリMH961は那覇航空基地着。
23:25 患者を救急車に引き継いだ。
(写真)那覇航空基地到着直後の機内状況
平成22年9月9日05:00発生
【発生位置】
宮城県金華山灯台の東約639海里 北緯38度38分、東経155度07分
【船種等】
まぐろ延縄漁船 18総トン・乗員6名
【傷病者】
男性・18歳、研修生(傷病名) 熱中症
【出動医療機関、医師等】
仙台医療センター 医師1名 看護師1名 八戸市立市民病院 医師2名
【出動勢力】
宮城海上保安部 PLHざおう ヘリMH565 仙台航空基地 ヘリMH906 海上自衛隊 US-1A P-3C
【洋上救急活動状況】
研修生が操業中に仰向けに倒れているのを発見、呼吸はあるが呼び掛けに反応がない。医療機関に助言を求めたところ早急に医師による診察が必要であるとの指示を受け、
洋上救急の要請があった。
06:18 巡視船「ざおう」発動。
08:45 海上自衛隊に災害派遣要請。
09:10 ヘリMH907に仙台医療センターの医師1名と看護師1名を同乗し、「ざおう」向け仙台航空基地を出発。
10:10 ヘリMH907は「ざおう」着、医師等降機。
11:57 US-1Aに八戸市市民病院の医師2名が同乗し、八戸飛行場を出発。
15:28 US-1Aは該船付近に着水。
15:51 US-1Aは患者を機内に収容。
16:03 離水。「ざおう」洋上救急解除。
16:35 ヘリMH565は医師等を同乗し、仙台航空基地向け「ざおう」を出発。
18:15 ヘリMH565は仙台航空基地に到着。
18:49 US-1Aは八戸飛行場着。
19:09 患者を救急車に引き継いだ。
(写真)患者をUS-1Aから搬出
平成22年9月6日12:00発生
【発生位置】
沖縄県波照間島の南東約63海里 北緯23度13.4分、東経124度27.6分
【船種等】
オイルタンカー 27.725総トン・乗員25名
【傷病者】
男性・49歳、モーターマン(傷病名) 胸膜炎
【出動医療機関、医師等】
沖縄県立八重山病院 医師1名
【出動勢力】
石垣航空基地 ヘリMH961 石垣海上保安部 PC「なつづき」の潜水士2名
【洋上救急活動状況】
心臓病を患っているモーターマンがいる旨の連絡が入り、医療機関に指示を求めたところ心筋梗塞の疑いがある旨の助言を受け、洋上救急の要請があった。
14:40 ヘリMH961に医師1名と潜水士2名が同乗し、該船向け石垣航空基地を出発。
15:00 ヘリMH961は該船と会合。
15:32 該船より患者を吊上げ機内に揚収、石垣航空基地へ搬送。
15:55 ヘリMH961は石垣航空基地に着陸。患者を救急車に引き継いだ。
(写真)患者をヘリから救急車へ
平成22年7月24日15:00発生
【発生位置】
岩手県トドヶ埼灯台の東約992海里 北緯39度46分、東経163度28分
【船種等】
かつお一本釣漁船 499総トン・乗員28名
【傷病者】
男性・52歳、一等機関士(傷病名) 小脳出血
【出動医療機関、医師等】
東海大学医学部付属病院 医師2名 看護師1名 八戸赤十字病院 医師1名 看護師1名
【出動勢力】
函館海上保安部 PLHつがる ヘリMH564 機動救難士2名、海上自衛隊 US-2 P-3C
【洋上救急活動状況】
一等機関士がめまい、頭痛等を訴えた。医療機関に指示を受けたところ早急医師による診察が必要である旨の助言があったことから、
洋上救助要請があった。
26日14:00 巡視船「つがる」発動。
16:00 海上自衛隊に災害派遣要請。
16:30 ヘリMH564に八戸赤十字病院の医師1名と看護師1名を同乗させ、「つがる」向け八戸基地を出発。
17:40 「つがる」着。
23:03 海上自衛隊US-2に東海大学の医師2名と看護師1名を同乗させ、八戸基地向け厚木基地を出発。
27日00:31 P-3Cは八戸基地を出発。
00:36 US-2は八戸基地着。
01:30 US-2は八戸基地発。
04:54 着水。
05:21 US-2は患者を機内に収容。
05:52 離水。
06:00 「つがる」洋上救急解除。
09:06 US-2は八戸基地着
09:27 患者を救急車に引き継いだ。
(写真)患者をUS-2から救急車へ
平成22年7月18日05:50発生
【発生位置】
東京都父島の南西約91海里 北緯26度23分、東経140度41分
【船種等】
トロール漁船 98.94総トン・乗員9名
【傷病者】
男性・51歳、機関長(傷病名) 胃潰瘍
【出動医療機関、医師等】
日本医科大学付属病院 医師2名
【出動勢力】
羽田航空基地 飛行機LAJ501 特救隊員2名 海上自衛隊 ヘリUH60J
【洋上救急活動状況】
機関長が15日から下血していて本日吐血、台湾の医療機関に助言を求めたところ、至急医療機関への搬送が必要があるとの助言があったことから、
洋上救急の要請があった。
第三管区海上保安本部(横浜市)では、洋上救急センターと調整の上、日本医科大学付属病院の医師2名を乗せた羽田航空基地所属の航空機(ジェット機)
を硫黄島に向かわせるとともに、海上自衛隊に災害派遣を要請し、ヘリコプターによる該船からの患者の吊上げと硫黄島までの搬送を依頼した。
海上自衛隊ヘリコプターは、18日13:18患者を吊上げ、14:19硫黄島において羽田航空基地所属の航空機に患者を引き継いだ。
同航空機は直ちに同島を出発、同機内において医師により加療しつつ搬送し、16:40羽田航空基地に到着、救急車により日本医科大学付属病院に搬送された。

(写真左)羽田航空基地 (写真右)硫黄島
本事案により、洋上救急の発動件数が、昭和60年10月の洋上救急制度発足以来約25年間で累積700件に達しました。
700件達成までの間に、全国の協力医療機関(現在145病院)から1,317名の医師・看護師等が派遣され、洋上で発生した傷病者728名に対し、応急医療を行いました。
また、海上保安庁から503隻の巡視船艇、882機の航空機及び440名の特殊救難隊員等、自衛隊から212機の航空機が出動し、対応しました。
※洋上救急発生海域図(700件)
平成22年6月27日09:10発生
【発生位置】
沖縄県久米島の南西約58海里 北緯26度19分、東経125度41分
【船種等】
貨物船 499総トン・乗員6名
【傷病者】
男性・51歳、機関長(傷病名) 大動脈解離
【出動医療機関、医師等】
浦添総合病院 医師1名 看護師1名
【出動勢力】
那覇航空基地 飛行機LAJ570 ヘリMH960 機動救難士2名
【洋上救急活動状況】
機関長が航行中昨日から体調が悪く、本日になっても意識が朦朧とし自力歩行が不可、会話はかろうじて出来る状態であるため、
医療機関より早急に医療機関で治療する必要があるとの指示を受け、洋上救急の要請があった。
飛行機LAJ570は洋上救急支援のため、先行して該船向け出発。
10:45 ヘリMH960に医師1名、看護師1名と機動救難士2名が同乗し、那覇航空基地を出発。
11:34 ヘリMH960は該船から患者を吊上げ揚収。
12:10 ヘリMH960は那覇航空基地に着陸。
12:15 患者を救急車に引き継いだ。
(写真)該船とヘリMH960
平成22年6月10日21:16発生
【発生位置】
宮城県金華山灯台の東南東約915海里 北緯33度18分、東経159度58分
【船種等】
かつお一本釣漁船 499総トン・乗員32名
【傷病者】
男性・49歳、甲板員(傷病名) 腹直筋挫傷及び血腫
【出動医療機関、医師等】
函館五稜郭病院 医師1名
【出動勢力】
函館海上保安部 PLHつがる ヘリMH564 釧路海上保安部 PLえりも 潜水士2名
【洋上救急活動状況】
甲板員が操業中に腹痛を訴え、医療機関より早急に医師による診察が必要であるとの指示を受け、洋上救急の要請があった。
22:50 巡視船「えりも」発動。
11日 01:50 巡視船「つがる」に医師1名が同乗し出港。
12日 08:00 巡視船「えりも」は該船と会合。
09:38 ヘリMH564は巡視船「えりも」から潜水士2名を吊上げ。
09:48 潜水士2名は該船へ降下。
09:53 ヘリMH564に該船からの患者を揚収。
11:00 ヘリMH564は巡視船「つがる」に到着、患者を収容。
13日 07:15 ヘリMH564に患者と医師が同乗し、巡視船「つがる」を出発。
09:05 ヘリMH564は函館航空基地に到着。船主手配のタクシーにて病院へ搬送。
(写真)該船からの吊上げ揚収
平成22年5月28日07:20発生
【発生位置】
沖縄県喜屋武埼灯台の南南西約57海里 北緯25度22分、東経127度12.2分
【船種等】
まぐろ延縄漁船 19.65総トン・乗員3名
【傷病者】
男性・49歳、船員(傷病名) 脳出血
【出動医療機関、医師等】
南部徳洲会病院 医師1名 看護師1名
【出動勢力】
那覇航空基地 飛行機MA720 ヘリMH961 機動救難士2名
【洋上救急活動状況】
乗組員が投縄中に痙攣をおこし、医療機関より早急に医療機関に搬送する必要があるとの指示を受け、洋上救急の要請があった。
08:25 ヘリMH961に医師1名、看護師1名と機動救難士2名が同乗し、該船向け那覇航空基地を出発。
09:18 ヘリMH961が該船から患者を吊上げヘリに揚収。
09:45 ヘリMH961は那覇航空基地に着陸。患者を救急車に引き継いだ。
(写真)患者、ヘリから救急車へ
平成22年5月20日14:45発生
【発生位置】
宮城県金華山灯台の東約943海里 北緯38度47分、東経161度36分
【船種等】
イカ釣り漁船 169総トン・乗員9名
【傷病者】
男性・27歳、研修生(傷病名) 急性腸炎
【出動医療機関、医師等】
石巻赤十字病院 医師1名 看護師1名
【出動勢力】
宮城海上保安部 PLHざおう ヘリMH575 PLくりこま
【洋上救急活動状況】
研修生が右下腹部に痛みを訴え、医療機関より早急に医師による診察が必要であるとの指示を受け、洋上救急の要請があった。
20:30 医師1名、看護師1名が巡視船「くりこま」定係地向け、病院を出発。
21:30 医師等巡視船「くりこま」に到着。
21:35 巡視船「くりこま」出港。
21日09:45 医師等は、巡視船「くりこま」から巡視船「ざおう」へ乗船。
22日06:23 巡視船「ざおう」の搭載機ヘリMH575が該船向け、「ざおう」を離船。
09:45 ヘリMH575に患者を吊上げ揚収。
10:20 ヘリMH575が巡視船「ざおう」に着船。
23日16:30 ヘリMH575は石巻港雲雀野ヘリポート着。患者及び医師等は船主車両にて病院へ移動。
(写真)巡視船にて患者を治療
平成22年5月18日07:30発生
【発生位置】
千葉県犬吠埼の東約340海里 北緯35度16分、東経147度38分
【船種等】
かつお一本釣り漁船 498総トン・乗員29名
【傷病者】
男性・51歳、通信長(傷病名) 脳梗塞
【出動医療機関、医師等】
東海大学医学部付属病院 医師2名 看護師1名
【出動勢力】
宮城海上保安部 PLHざおう PLくりこま 海上自衛隊 飛行艇US-2 飛行機P3-C
【洋上救急活動状況】
明け方から通信長が歩けない症状を訴え、医療機関より早急に医師による診察が必要であるとの指示を受け、洋上救急の要請があった。
10:45 飛行艇US-2に医師2名、看護師1名が同乗し、厚木基地を出発。
12:23 飛行艇US-2は犬吠埼の沖合約550kmの海上に着水。
12:58 飛行艇US-2に患者を収容。
13:09 飛行艇US-2が離水。
14:40 飛行艇US-2は厚木基地着。患者を救急車に引継いだ。
(写真)海上に着水中の飛行艇US-2
平成22年5月17日11:14発生
【発生位置】
鹿児島県三島村黒島の西方約95海里 北緯30度5.9分、東経128度26.7分
【船種等】
漁船(活魚運搬船) 402総トン・乗員7名
【傷病者】
男性・49歳、機関員(傷病名) 脳挫傷
【出動医療機関、医師等】
鹿児島徳洲会病院 医師1名 看護師1名
【出動勢力】
海上自衛隊 ヘリUH-60J
【洋上救急活動状況】
「昨夕船内で転倒した機関員が本日11:00から意識が朦朧となっている。」と、11:35船主から洋上救急要請があった。
11:44 緊急を要するため、海上自衛隊鹿屋基地に災害派遣を要請。
12:41 ヘリUH-60Jに医師1名と看護師1名が同乗し、該船向け谷山ヘリポートを出発。
13:57 ヘリUH-60Jに患者を吊上げ、機内揚収。
14:57 ヘリUH-60Jは谷山ヘリポート着。
14:59 患者を救急車に引継いだ。
(写真)患者、ヘリから救急車へ
平成22年3月11日09:05発生
【発生位置】
沖縄県喜屋武埼の南東約143海里 北緯22度33分、東経130度36分
【船種等】
冷凍運搬船 114総トン・乗員16名
【傷病者】
男性・57歳、船長(傷病名) 心臓病
【出動医療機関、医師等】
沖縄赤十字病院 医師1名 看護師1名
【出動勢力】
航空自衛隊 飛行機U-125A ヘリUH-60J
【洋上救急活動状況】
船長がインドネシアから鹿児島県枕崎港向け航行中、心臓の痛み、呼吸痛を訴え、代理店より洋上救急の要請があった。また、航空自衛隊へ災害派遣を要請した。
13:26 ヘリUH-60Jに医師1名と看護師1名が同乗し、該船向け那覇空港を出発。
15:20 ヘリUH-60Jは該船から患者を吊上げ、機内に揚収。
17:08 ヘリUH-60Jは那覇空港に着陸。
17:15 患者を救急車に引継いだ。
(写真)患者をヘリに吊上げ揚収
平成22年2月23日12:30発生
【発生位置】
宮城県金華山灯台の東南東約510海里 北緯33度25分、東経150度34分
【船種等】
まぐろ延縄漁船 114総トン・乗員13名
【傷病者】
男性・57歳、漁労長(傷病名) 脳梗塞
【出動医療機関、医師等】
仙台医療センター 医師1名 看護師1名
【出動勢力】
宮城海上保安部 PLH「ざおう」ヘリMH574 降下員2名 仙台航空基地ヘリMH906
【洋上救急活動状況】
漁労長が手足の痺れを訴え、ろれつが回らず自力歩行が困難になったので、医療機関に助言をうけ、船主から洋上救急の要請。
19:50 ヘリMH906に医師1名、看護師1名と潜水士2名が同乗し、「ざおう」向け、仙台航空基地を出発。
20:40 ヘリMH906は「ざおう」に着船。
24日08:45 ヘリMH574は医師等同乗し、「ざおう」を出発。
10:00 患者を機内揚収。
19:50 ヘリMH574は患者、医師等を同乗し、「ざおう」を出発。
21:25 ヘリMH574は仙台航空基地着。患者を救急車に引継いだ。
(写真)患者をヘリに揚収
平成22年1月5日11:36発生
【発生位置】
沖縄県喜屋武埼灯台の南南東約320海里 北緯15度54分、東経130度17分
【船種等】
貨物船 30,057総トン・乗員23名
【傷病者】
男性・35歳、操機手(傷病名) 敗血症
【出動医療機関、医師等】
浦添総合病院 医師1名 看護師1名
【出動勢力】
那覇航空基地 飛行機MA721 ヘリMH960 機動救難士2名
【洋上救急活動状況】
操機手がオーストラリアから大阪向け航行中、背中のできものから膿が出て、船主から洋上救急の要請。
08:20 ヘリMH960に医師1名と機動救難士2名が同乗し、該船向け那覇航空基地を出発。
09:16 該船と会合。
09:29 該船から患者を吊上げ揚収し、那覇航空基地帰投。
10:40 患者を救急車に引継いだ。
(写真)ヘリMH960から救急車に引継ぎ
平成21年11月8日21:30発生
【発生位置】
和歌山県潮岬灯台の南約124海里 北緯31度24.2分、東経135度31.3分
【船種等】
LNGタンカー 101,080総トン・乗員28名
【傷病者】
男性・47歳、コック長(傷病名) 脳幹出血
【出動医療機関、医師等】
南和歌山医療センター 医師1名 看護師1名
【出動勢力】
関西空港海上保安航空基地 飛行機MA954 ヘリMH687 機動救難士2名
【洋上救急活動状況】
コック長がオーストラリアから名古屋に向け航行中意識不明となった。代理店を通し船長から洋上救急の要請。
00:30 ヘリMH687に機動救難士2名が同乗し、南紀白浜空港向け、関西空港を出発。
01:40 ヘリMH687に医師1名と看護師1名が同乗し、該船向け南紀白浜空港を出発。
02:52 ヘリMH687は該船から患者を揚収。
03:37 ヘリMH687は南紀白浜空港に着陸、患者を救急車に引継いだ。
(写真)LNGタンカーから吊上げ揚収
平成21年10月20日00:00発生
【発生位置】
宮城県金華山灯台の東南東約345海里 北緯35度27分、東経148度00分
【船種等】
まぐろ延縄漁船 18総トン・乗員6名
【傷病者】
男性・27歳、甲板員(傷病名) 脳内出血くも膜下出血の疑い
【出動医療機関、医師等】
仙台医療センター 医師1名 看護師1名
【出動勢力】
釧路海上保安部 PLHそうや MH565 潜水士2名(PLくりこま) 仙台航空基地ヘリMH907 飛行機MA854
【洋上救急活動状況】
甲板員が操業中後頭部から背中にかけての痛みを訴えた。医療機関に助言をうけ、船長から漁協を通じて洋上救急の要請。
07:00 ヘリMH907に医師1名、看護師1名と潜水士2名が同乗し、巡視船「そうや」向け、仙台航空基地を出発。
10:32 MH565は該船から患者を吊上げ救助完了。
11:20 「そうや」着。
11:50 MH565に患者、医師等と潜水士が同乗し、「そうや出発」。
13:30 MH565は仙台航空基地着。
13:35 患者を救急車に引継いだ。
(写真)まぐろ延縄漁船からの救助状況
平成21年10月3日21:00発生
【発生位置】
青森県鮫角灯台の東約105海里 北緯40度36分、東経143度51分
【船種等】
さんま棒受け網漁船 167総トン・乗員17名
【傷病者】
男性・55歳、甲板員(傷病名) 脳挫傷、頭部挫傷、左肋骨3本骨折
【出動医療機関、医師等】
八戸市民病院 医師1名 看護師1名
【出動勢力】
浦河海上保安署 巡視船もとうら、海上自衛隊大湊基地ヘリUH-60J
【洋上救急活動状況】
甲板員が操業準備中に甲板上に転落、後頭部を打ち頭部裂傷を負ったため同船から救助要請があった。
救助に巡視船もとうらが発動。
22:07 容体が急変し体温低下、意識混濁したことから、船主から洋上救急要請があった。
23:00 海上自衛隊に災害救助要請。
4日00:33 ヘリUH-60Jに医師1名と看護師1名を同乗させ出発。
02:35 吊り上げ救助完了。
03:14 患者を救急車に引き継いだ。
(写真)巡視船もとうら
(写真)ヘリUH-60J
平成21年9月21日10:30発生
【発生位置】
鹿児島県佐多岬灯台の東南東約6海里 北緯30度58分、東経130度50分
【船種等】
貨物船 36,782総トン・乗員25名
【傷病者】
男性・54歳、二等機関士(傷病名) 急性心不全
【出動医療機関、医師等】
鹿児島徳洲会病院 医師1名 看護師1名
【出動勢力】
鹿児島航空基地ヘリMH962、機動救難士2名
【洋上救急活動状況】
二等機関士が突然倒れ、意識がないので船長から洋上救急の要請。
11:00ヘリMH962が機動救難士2名を同乗させ出発。途中ヘリポートで医師看護師を同乗させ該船に向かう。
12:09患者を吊り上げ揚収、谷山ヘリポートにて救急車に患者を引き継いだ。
(写真)洋上救急に従事したヘリMH962
平成21年9月12日09:05発生
【発生位置】
東京都八丈島の南南東約280海里 北緯29度30分、東経142度02分
【船種等】
貨物船 89,726総トン・乗員23名
【傷病者】
男性・51歳、船長(傷病名) 腎臓の一つが機能停止
【出動医療機関、医師等】
日本医科大学附属病院 医師2名
【出動勢力】
横浜海上保安部 巡視船しきしま、搭載ヘリMH685、羽田航空基地飛行機LAJ500
【洋上救急活動状況】
船長が背中に痛みがあり、嘔吐しているため、医療機関から助言を受け、運航者から洋上救急要請。
13:30 ヘリMH658が該船向け、巡視船「しきしま」を出発。
13:00 飛行機LAJ500に医師2名が同乗し、八丈島空港向け羽田航空基地を出発。
15:13 ヘリMH685は該船から患者を吊り上げ揚収し八丈島に搬送。八丈島空港にて患者をヘリMH685から飛行機LAJ500に移乗させ、羽田に向かった。
18:10 救急車に引き継いだ。
平成21年8月28日08:00頃発生
【発生位置】
沖縄県北大東島から北東約78海里 北緯26度59分、東経132度10分
【船種等】
LNGタンカー 95,084総トン 乗員28名
【傷病者】
男性・57歳 一等機関士(クロアチア人)(傷病名)脳梗塞
【出動医療機関、医師等】
南部徳洲会病院 医師1名 看護師1名
【出動勢力】
那覇航空基地ヘリMH961 固定翼航空機MA721 巡視船くだか潜水士2名
【洋上救急活動状況】
08:00頃、三重県四日市からインドネシア向け航行中の該船乗組員が左半身の手足のしびれを訴え、シンガポールにある医療機関に指示を受けたところ、
脳梗塞が疑われ、早急な搬送が必要なことから、同日14:20代理店から洋上救急の要請があった。
14:15 飛行機MA721に医師1名、看護師1名が同乗し、北大東島向け出発。
15:25 北大東島空港着
14:45 ヘリMH961は該船と会合。
15:24 患者のつり上げを完了し、北大東島空港向け搬送。
17:38 北大東島空港において患者をヘリMH961から航空機MA721に移乗させ、那覇空港向け出発。
19:05 MA721は那覇空港着、救急車に引き継いだ。
平成21年8月25日14:45頃発生
【発生位置】
岩手県金華山灯台から東約1300海里 北緯35度32分、東経169度35分
【船種等】
鮪延縄漁船 19総トン 乗船8名
【傷病者】
男性・53歳 機関長(傷病名)急性腎盂腎炎の疑い
【出動医療機関、医師等】
石巻赤十字病院 医師1名 看護師1名
【出動勢力】
函館海上保安部 巡視船つがる、つがる搭載ヘリMH564、仙台航空基地飛行機MA854、函館航空基地機動救難士2名、羽田航空基地飛行機LAJ500
【洋上救急活動状況】
14:45 頃、該船が操業中に機関長が発熱、背中及び脇腹の痛みを訴え、利府掖済会病院に医療助言を受け、
15:45 第二管区海上保安本部運用司令センターに船主から洋上救急の要請。
21:59 医師1名及び看護師1名はヘリMH564に同乗し、海上自衛隊八戸航空基地を巡視船「つがる」向け出発。
22:35 着船。
27日22:15 ヘリMH564は該船から患者吊り上げ完了。
23:15 巡視船「つがる」に着船。船内にて医師等が医療を実施。つがるは石巻赤十字病院に患者を搬送するため金華山沿岸向け航行。
29日17:55 ヘリMH564は石巻赤十字病院ヘリポート着。患者を病院に引き継いだ。
(写真)患者をヘリコプターに搬送している状況
平成21年8月16日20:00発生
【発生位置】
金華山灯台から東北東約300海里 北緯40度20分 東経148度21分
【船種等】
かつお一本釣漁船 359総トン・乗員22名
【傷病者】
男性・62歳漁労長(傷病名) 胃潰瘍(血便、吐血)
【出動医療機関、医師等】
仙台医療センター 医師1名 看護師1名
【出動勢力】
宮城海上保安部巡視船くりこま、仙台航空基地ヘリMH907、固定翼MA869
【洋上救急活動状況】
漁場向け航行中、漁労長が胃の痛みを訴え、吐血及び血便の症状が見られた。横浜掖済会病院に医療助言を受けたところ、
早急に医師の診察が必要との判断から洋上救急の要請があった。
ヘリMH907に医師1名及び看護師1名が同乗し出発。
10:30 洋上の巡視船くりこまに着船。
11:10 ヘリMH907に医師看護師が同乗し該船に向った。
12:19 ヘリMH907は該船より患者を吊上げ収容。
14:50 ヘリMH907が石巻赤十字病院ヘリポートに到着。
14:53 患者を病院に引き継いだ。

(写真左)吊り上げの準備のため潜水士が降下している状況
(写真右)ヘリポートに到着後、病院に引き継いでいる状況
平成21年7月1日20:00発生
【発生位置】
金華山灯台から東約600海里 北緯36度07分東経141度26分
【船種等】
かつお一本釣漁船 99総トン・乗員18名
【傷病者】
男性・38歳漁労長(傷病名)狭心症
【出動医療機関、医師等】
仙台医療センター 医師1名 看護師1名
【出動勢力】
航空自衛隊:松島基地ヘリUH-60J
【洋上救急活動状況】
漁労長が胸の痛みを訴えたため、医療機関に助言を受け、所属漁協からから洋上救急の要請があった。
2日04:48 航空自衛隊に災害派遣要請。
06:45 自衛隊のヘリUH-60Jに医師1名及び看護師1名が同乗し出発、該船に向った。
08:53 ヘリUH-60Jは該船より患者を吊上げ収容。
10:37 ヘリUH-60Jは松島基地に着陸、患者を救急車に引継いだ。
平成21年6月16日17:00発生
【発生位置】
金華山灯台から南東約490海里北緯36度07分東経141度26分
【船種等】
かつお一本釣漁船 499総トン乗船27名
【傷病者】
男性・24歳 甲板員(傷病名)船倉内転落頭部、胸部打撲
【出動医療機関、医師等】
仙台医療センター 医師1名 看護師1名
【出動勢力】
海上保安庁:横浜海上保安部 MH686(PLHしきしま)、宮城海上保安部 PLHざおう、ざおう搭載へりMH574、PLくりこま
【洋上救急活動状況】
甲板員が魚倉に転落した際、尻部、右胸部及び頭部を強打し当初は正常であったが、
昼頃から頭痛を訴え、食欲もなくなったことから医療機関から指示を受けた後、船主から救急要請があった。
17日04:05 ヘリMH574は「ざおう」を出発。
04:25 ヘリMH574は該船より患者及び付添人を吊上げた。
04:30 「ざおう」着、患者を収容。ヘリMH686により、本件患者及び付添人、同時期発生事案の患者1名と医師2名を同乗し羽田基地向け出発。
22:50 ヘリMH686は羽田基地着。患者を救急車に引継いだ。
本件患者は大森赤十字病院に搬送した。医師等は18日海保飛行機で仙台基地へ輸送。
平成21年6月13日12:00発生
【発生位置】
金華山灯台から東南東約894海里北緯31度27分東経157度41分
【船種等】
台湾まぐろ延縄漁船 87総トン乗船11名
【傷病者】
男性・50歳船長(傷病名)脳梗塞
【出動医療機関、医師等】
仙台医療センター 医師1名 看護師1名
【出動勢力】
海上保安庁:横浜海上保安部PLHしきしま、しきしま搭載ヘリMH686、潜水士2名、
PLHざおう、ざおう搭載へりMH574、PLくりこま、潜水士2名、仙台航空基地MH906
【洋上救急活動状況】
船長が体調不良を訴えていたが、16日05:50手足の痺れを訴え、意識が混濁したため、台湾RCCから洋上救急の要請があった。
06:55 巡視船「ざおう」発動。
09:06 巡視船「しきしま」派遣要請。
10:00 ヘリMH906に医師1名、看護師1名を同乗し[しきしま]向け仙台航空基地を出発。
12:20 ヘリMH906が「しきしま」着。医師等降機。
17日11:50 ヘリMH686に医師1名、潜水士2名を同乗し「しきしま」を出発。
13:20 患者を揚収。
14:40 ヘリMH686は「しきしま」着。
15:40 ヘリMH686に患者、医師等を同乗し「ざおう」向け「しきしま」を出発。
18:30 「ざおう」着。
20:00 ヘリMH686は本件の患者1名、同時期発生事案の患者1名と医師等2名を同乗し羽田基地向け出発。
22:50 ヘリMH686は羽田基地着。患者を救急車に引継ぎ、患者は東京労災病院に搬送した。
平成21年6月10日09:45
【発生位置】
東京都沖ノ鳥島から南約1海里北緯20度25分東経136度05分
【船種等】
作業母船13,539総トン 乗員26名
【傷病者】
男性・54歳船舶調理人(傷病名)急性心不全心肺停止
【出動医療機関、医師等】
日本医科大学付属病院 医師2名
【出動勢力】
海上保安庁羽田航空基地飛行機LAJ500特救隊員2名
作業船搭載ヘリ
【洋上救急活動状況】
船舶調理人が突然たおれ心肺停止状態となり、乗船医師によりCPRを実施した結果、蘇生。
該船の搭載ヘリで患者を硫黄島に搬送。鹿島建設から洋上救急の要請があった。
12:00 飛行機LAJ500に医師2名と特救隊員2名が同乗し羽田航空基地を出発。
14:10 飛行機LAJ500が硫黄島着。
14:50 飛行機LAJ500は患者を引継ぎ羽田航空基地向け出発。
機内で医師による治療をしつつ搬送。
16:50 羽田空港に到着、患者を救急車に引継いだ。日本医科大学付属病院に搬送。
平成21年6月9日14:40
【発生位置】
長崎県福江島から西約57海里(北緯32度22分東経127度30分)
【船種等】
コンテナ運搬船 23,032総トン 乗員21名
【傷病者】
男性・39歳 甲板員(傷病名)高所から転落
【出動医療機関、医師等】
長崎県五島中央病院 医師1名 看護師1名
【出動勢力】
海上保安庁:福岡航空基地 ヘリMH90 8機動救難士2名 五島海上保安署 CLみねかぜ
【洋上救急活動状況】
甲板員が船内の船倉に転落、意識不明となった。該船の船長から洋上救急要請があった。
15:35 ヘリMH908に機動救難士2名を同乗し、福江空港向け福岡航空基地を出発。福江空港で医師1名を同乗し、該船向け出発。
18:00 該船と会合。
18:12 機動救難士2名が該船に降下した。医師により死亡が確認されたため洋上救急打ち切り。